岐阜県中津川市、恵那山を背に北西に広がる傾斜地。
そこにある伝教大師最澄上人でんぎょうだいしさいちょうしょうにんがご創建の廣済院こうさいいんには、昭和33年に建立された顕彰碑が佇んでいます。1200年の時を超えた今、多くの人々が集い、地域に根付く場所として、廣済院を再建いたします。

消えゆく歴史を紡ぎ、未来を創る。
浄財のご寄付にご協力ください。

目から消えゆくものは、いずれ心からも消えていきます。
伝教大師最澄上人が「広くすくう」という想いを込めて「廣済院」と名付けたように、他者を思いやる慈愛の心を後世に伝えていくため、令和2年より廣済院再建事業を発願いたしました。
今後、新 廣済院は、研修道場・布教道場として社会に応えられる人材育成の場所であり続けるとともに、霧ヶ原地区の地域を担う集会所・災害時に地域貢献できるお堂として活用されるべく、およそ5000万円の支援を日本全国の皆さまに求めています。

勧募事業

最新のお知らせ

〔勧募状況〕勧募状況のご報告

〔活動報告〕令和4年度 広済院例祭

〔勧募状況〕勧募状況のご報告

1200年の歴史を紡ぐ地
廣済院

817年(弘仁8年)伝教大師最澄上人でんぎょうだいしさいちょうしょうにんは東国へと布教行脚の旅に出立しゅったつされました。比叡山から東国(現在の関東・東北地域)へ向けて歩を進める道中、東山道最大の難所である「神坂峠」に差し掛かりました。
そこで難所を越える旅人たちの難儀を見かねた伝教大師最澄上人は、旅人たちが休息できる場所として、美濃側に廣済院こうさいいん、信濃側に廣拯院こうじょういんを建立しました。
この利他の精神による行いは、日本における社会福祉事業のはじまりであるとも言われています。

廣拯院 Webサイトへ >

時を経た今、廣済院は人々の心に残るのみとなっており、時代と共に失われつつある、ただし、後世に継承すべき大切な遺跡です。
伝教大師最澄上人が1200年前に示された他者を思いやる慈愛の忘己利他(己を忘れて他を利する)のご精神と共に、その遺跡地の復興、堂宇の再建は歴史ある宗教界、広くは日本の使命でもあります。
今を生きる私たちの力を結集して、将来に亘りそのご精神を示し、実践していく為、廣済院の再建に向けて動き出しました。

1200年の歴史を紡ぐ地・廣済院

廣済院再興までの道のり

昭和3年 廣済院・廣拯院の遺跡確定のための現地調査実施
昭和12年に比叡山延暦寺の開創1150年に向けて決議された遺跡碑建立のために実施されました。岐阜県側から東山道に入った調査隊一行は、桧笠に草履を履き、豪雨の中を出発して、標高1576mの神坂峠を越えました。
昭和3年 廣済院・廣拯院の遺跡確定のための現地調査実施
昭和32年 合同調査にて廣済院跡確定
最初の現地調査から29年が経過し、比叡山専修院・信越教区役職員・郷土史家による合同調査で、東山道沿いの神坂霧ヶ原地区が廣済院跡と確定されました。
昭和33年 廣済院遺跡顕彰碑建立
伝教大師立教開宗1150年をきっかけに、廣済院遺跡顕彰碑が建立されました。またその後毎年、顕彰法要が執り行われています。
昭和33年 廣済院遺跡顕彰碑建立
平成21年 廣済院遺跡顕彰碑周辺の土地購入
平成29年 廣済院再興堂宇建立の請願書提出
信越教区・三岐教区が、廣済院再興堂宇建立の請願書を天台宗に提出しました。同年には、廣済院御遺跡顕彰碑建碑60周年記念法要が執り行われました。
平成29年 天台宗群馬教区・布教師会「行脚の旅」

伝教大師東国巡錫1200年を記念して廣拯院から群馬県藤岡市・浄法寺(伝教大師巡錫地)までの約230キロを8日間かけて行脚。

平成29年 天台宗群馬教区・布教師会「行脚の旅」
令和2年 廣済院再興堂宇の建立認可
杜多内局による現地視察を経て、廣済院再興堂宇の建立が認可されました。大法会予算助成金、全国天台宗寺院篤志寄付金などを建設資金として、当建立事業がスタートします。

廣済院建立事業について

廣済院再興堂宇建立事業では、顕彰碑の玉垣を経た参道の先に、新 廣済院を建立します。
新廣済院は約30坪の木造平家建てで、ゆったりとした大屋根が張られ、唐破風をモチーフにした優しい印象の玄関が訪れる人を出迎えます。

廣済院建立事業について

再建後の
活動予定・活動計画

建立後は、研修道場・布教道場として社会に応えられる人材を育成する場所であり続けるとともに、霧ヶ原地区の人々がつながる地域の集会所、そして災害・有事の際に地域に貢献できる堂宇として活用していきます。

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※写真はイメージです。

事業概要

事業概要

事業名宗祖大師遺跡広済院再興堂宇建立事業
事業者宗祖伝教大師遺跡顕彰会、
信越教区、三岐教区
所在地岐阜県中津川市神坂霧ヶ原
建造物広済院
事業運営信越教区、三岐教区 事業費は天台宗大法会予算・寄付金を充て、設計監理は信越教区が当たる
総事業費5,000万円(概算)

総事業費 5,000万円(目標)

1 勧募内容①全国天台寺院篤志寄付金 3,500万円
郵便振替口座 広済院再興堂宇建立勧募事務局 00110-5 605097
②クラウドファンディング及び個人寄付金 300万円
インターネットサイトで再興広済院の趣旨を発表する。
賛同協力を得た一般の方とのご縁を健立後の宗教活動に活用する。
③大法会予算助成金 500万円
④信越教区・三岐教区 700万円
2 勧募期間令和4年4月〜令和5年3月
3 事務局信越教区 長野県下伊那郡阿智村駒場569番地 長岳寺内
信越教区宗務所長 入 亮純
0265-49-3391
tendai.shinetsu@sky.plala.or.jp
三岐教区 三重県伊賀市長田2378番地 常住寺内
三岐教区宗務所長 森 喜良
0592-23-1594
建立勧募事務局
長野県飯田市座光寺2638番地 
座光如来寺(元善光寺)内
会計 本多 秀道
0265-23-2525
4 後援天台宗,比叡山延暦寺,
全国宗務所長会,天台宗宗議会議員

廣済院再興堂宇建立事業
ご寄付は全国の郵便局窓口からご送金いただけます。

郵便局(ゆうちょ銀行)
募金口座
振替口座:00110-5 605097
口座名義人:広済院再興堂宇建立勧募事務局

お問い合わせ

廣済院再興堂宇建立勧募
事務局

〒395-0001
長野県飯田市座光寺2638
座光如来寺(元善光寺)内

天台宗信越教区